所在地:愛知県豊田市若宮町1-57-1松坂屋A館9階

HPアドレス:http://www.hm4.aitai.ne.jp/~tec/

<取材協力>

・豊田市役所社会部生涯学習課 とよた市民活動センター
 豊田ヤングオールドサポートセンター 所長 安藤征夫さん

・とよた市民活動センター 
 NPO相談員 菅原純子さん

〔主な施設〕
ホール(定員100人)、研修室(定員40人)、会議室(定員40人)、
活動室(定員20人×2)、作業室(印刷機等)

〔主な事業〕

・相談事業
 ・・市民活動に関する相談、NPO法人認証手続きの手伝い

・研修・啓発事業
 ・・講座・研修会の開催

・情報管理・提供事業
 ・・情報コーナーの設置、活動団体のデータバンクの整備、
   広報誌の発行、ホームページの運営

・ネットワークづくり事業
 ・・市民・財団・企業・行政との連携システムの整備、
  「ヤングオールドサポートセンター」、 「福祉の店」との連携

・調査・研究事業

・災害時ボランティア活動支援活動

〔運営〕豊田市役所社会部生涯学習課


〔現状と課題〕

●最近の動きから

※「共働」=「豊田市では、市民と行政が共に働き、共に行動することにより良いまちをつくることを共働といいます」(「とよた市民活動センター「平成19年度事業概要」」より)

・「とよた市民活動情報サイト」(2008年3月オープン予定):インターネットを利用して、市民活動に関する情報を発信・収集するサイト。団体が発信する情報に個人が感想を寄せるなど、団体と個人、団体と団体間の双方向の情報交流を行う。

・2007年10月「豊田市市民活動促進委員会」発足。委員は市民活動者、公募活動者の合計17名。市民活動の促進や「共働」のの推進のために必要な事柄に関する調査・審議等を行う。

・2007年10月、“中間支援ネットワーク”がスタート:市民活動の中間支援を行なう機関(企業含む)のネットワーク。7つの中間支援機関が、活動支援のあり方や今後の方向性を議論し、それを踏まえた積極的な具体策に取り組み、必要に応じて行政のの施策に反映することを目的としている。


●「つなぎすと」(伴走する応援者)

・「つなぎすと」とは・・「市民活動者・団体を理解し、その課題を的確に把握したうえで、改善策を活動者・団体自らが選択するための情報提供を行ない、合意形成のためのファシリテーション能力をもって、相談相手として見守り続けるコーディネーターです」。

・「つなぎすと」養成のねらい・・活動者と活動団体、活動団体同士、活動団体と行政などをつなぎ、豊田市の共働を推進する。市民活動者自らの活動経験を活かしたコーディネート。合意形成を目的としてファシリテーションスキル習得。

・その活動内容・・団体運営のアドバイス、活動団体内の会議ファシリテーション、活動に必要な各種のスキルをもっている人や団体の紹介、活動団体のPR、活動者の声を行政につなぐ、行政事業のファシリテーション、各種調査。

・「つなぎすと」になるには・・とよた市民活動センターが開催する養成講座を受講し、所定のトレーニング終了後、認定審査に合格すること。

・「つなぎすと」利用のメリット・・メンバー以外の視点を組織に入れることで客観的な判断ができる。課題解決の手順、優先順位を客観的に決めるための手伝い等。


●まずは“ひと”づくりから

センターは公設公営であり、一見“官主導”的ではあるが、豊田市そのものが、まだ平成17年4月1日に誕生したばかりである(豊田市、藤岡町、小原村、足助町、下山村、旭町、稲武町の7市町村)。当面は、行政が市民をリードするという形が続くものと思われる。一方で中間支援のキーパーソン的な役割を担うであろう「つなぎすと」の育成に取り掛かるなど、時代ニーズへの反応は早い。なぜなら、多くの中間支援組織(支援センター)には「ハード先行でソフトが貧弱」という批判がある。ソフトを生み出すのは所詮“ひと”なのだから、その戦略は間違っていない。多くの中間支援組織が抱える課題、そのひとつは「内部の人材育成」に他ならない。
(取材日時=2008年2月7日)